2022-05-29 父 父が遺してくれた包丁をおろして 鰹のタタキを切った 切れ味に感嘆した 美しい刃物 父のこころを表しているかのよう 父は刃物の卸を営んでいた 勤め人をやめて修行をして そして自分の仕事を始めた 父の生き方が好き お金は少なかった でもたくさんのものをもらった 父は体と離れてからは わたしのこころに住んでいる