愛でたい
最近、娘をとても可愛く思う。
前から可愛いと思ってきたけれど、
いま、味わうように、可愛さを感じている。
子どもって、見ていれば見ているほど可愛い。
それに気づいたのはいつだったか。
娘2歳の頃だったろうか。
見ていると、本当に子どもって可愛いのだ。
一挙手一投足が、珍しく、予期しないもので、一生懸命で、自分の目で見ていることにまっしぐらで。
輪郭が丸くて、やわらかくて、ちいさくて。
大人の一挙手一投足とは全然違う新鮮さを持っている。
(大人だって、よーく見ていれば、可愛いんじゃないかな)
笑い方が可愛い。
ふざけ方が可愛い。
食べ方が、話し方が。
引っ越して8ヶ月。
ようやく、娘を見つめられるくらいに、余裕ができたのだろうか。
これからは逃さない。
娘の今しかない今を、
全部、全部、ぎゅっと抱きしめて、
ぎゅう〜って言いながら、
娘と一緒に赤い愛を体いっぱい感じるんだ。
写真は、娘が摘んだたんぽぽの花。
夜にはしおれて、
綿毛になっちゃうのかなって言っていたけど、
次の日の昼間、開いていたから
娘に見せるために写真を撮った。
見せるのを忘れたまま、もう3日経っている。
そんな風に、日々は流れる。
流れながら愛でよう愛でたいものを。