それを言っちゃあおしまいよ(台所ではね)

食材宅配の会に入っている。

無農薬無化学肥料、または有機農法で作られた

食材を扱う小さな会だ。

高知で40年以上前に生まれ、

今も会員数200前後で細々と続けられている会。

大きな組織ではないため、

最先端な注文システムはなし。

注文書に赤ペンで注文数を書いて、注文する。

注文品の配送箱には、

自分の名字がマジックで書かれた

メモ紙（裏紙）が貼られている。

そんなアナログなところが逆にお気に入りだ。

だから注文は苦ではないんだけど、

結構時間がかかる。

しかも、配送に来てくれる時間に間に合わず

後からメールで注文を送るときは、

さらに時間がかかる。

何をいくつ、と

メールに書いてもいいのだけど、

それも結構時間がかかるから、

今日は注文書を撮影し、

メールに添付して送ることにした。

短時間でスマートにやってやろうと思った。

しかーし。

わたしを待ち受けていたのは

最悪な結末だった。

注文書を撮影→アプリで見やすく加工

→メールに添付→送信。

それでいいじゃない、何が問題？と

お思いだろう。

iPhoneで撮った画像はサイズが大きい。

2〜3メガもある。

これを小さくせずに6枚も送った。

これは迷惑ではないかと思った。

アナログな会のこと、

この大きなデータをプリントするときには

何かに支障をきたすのではないだろうか？

と思った。

再送することにした。

失敗した。

同じメールを同じ画像サイズで

送ってしまった。

この頃にはわたしの口から「くそ」という

ワードが出ないわけにはいかなかった。

再々送せねばならない。

「くそ、くそくそくそ」

まごうことなきわたしの唇が

紡ぎ出した言葉である。

アプリを使って画像をリサイズする。

6枚もあるから、元画像と小さくした画像と、

似たような画像がどんどん増えて、

どれがどれだかわからなくて、

反吐が出そうになる。

「あーーくそめんどくさい、

くそくそくそくそめんどくさい」

再々送はできた。

でもわたしは一体何十分、下手したら何時間、

この注文に時間を取られたのだろう。

「くそ時間！くそ最悪！」

台所で家族に「くそ」を振りまいて、

嫌な気分にさせる主婦。

それがわたしだ。

まいったか。

くそまいったか。

誰に言ってる。

このブログがあってよかった。

いつだってわたしはここで救われているのだ。

書いているうちに、くそな気分はおさまった。

今日の配送で届いたみかんには、

作った人の名前が裏紙メモ紙に書かれて

貼ってあった。

こういうところが、大好きなんだ。

わたしはくそに負けない！！！！