夫の研究所
今の家に引っ越してから、生ごみを捨てるのを、やめた。
どうしているかというと、土に還すのである。
新しい家には畑があるので、その片隅を、生ごみさんの還る場所としている。
同時に、そこは夫の「土研究所」となっている。
野菜の端っこや果物の皮、コーヒーかすなどを
ホーローのポットに溜めておけば、
夫が「土研究所」に穴を掘って入れてくれる。
そして夫はスコップで土を混ぜ返したり、
水をかけたりして発酵を促す。
だんだん、土がふかふかになってくる。
シンプルで、おもしろい実験だ。
夫は自分の感覚を頼りに、研究所の土を育てている。
楽しんでそんなことをやっている夫を
いいなと思うし、よかったねと思う。
夫の実験のおかげで、燃えるごみを捨てるのは週1回でよくなった。
土から芽を出し実ったものを食べて、それを土に還す。
再び土から何かが生まれる。
少しでも循環させることができるのは、いい気持ち。
神様が作ったものの何がすごいって、循環して続いていくところがすごい。
よくできている。
循環させるって、大事ね。
細胞も循環させて、常にフレッシュでありたい!
さあ寝よう寝よう。