考えるマカロニ

atsu-atsuの脳内のシナプスのお遊戯を文章化したものです。

2019年1月の日記

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今日は保育園の給食参観日。

普段娘が食べている給食を一緒に食べられるということで

4月からずっと楽しみにしていた行事。

しかし、お休みすることになった。

娘がどうしても行きたがらなかったのだ。

 

「給食は食べたいけど、行きたくない」

「どうして?」

「ママと一緒にいるのがいい」

「お母さんも一緒に食べるんだよ」

「でもママ帰っちゃうでしょ」

「食べた後はお昼寝して起きたらおやつ食べて、ちょっと遊んだらもうお迎えじゃない」

「でもママに会いたくなっちゃうから」

 

数日前、娘は水ぼうそうにかかって40℃近い高熱を出した。

病気の間、ずっと父母と一緒に過ごしていたから

離れがたくなってしまったのだろうと思った。

そして、彼女が保育園に行かないことは、わたしにとって残念なことだった。

娘の発熱に伴い、わたしと夫も熱を出してしんどい数日間を過ごした。

今日約一週間ぶりに登園できることになって、

やっとひとりの時間が持てると思ったのに。

 

しかも楽しみにしていた給食参観日。それなのに。

 

念のため、と思い体温を測ってみたら、36.2℃。

おかしい。低すぎる。

測り直しても、36℃台前半。

何度測り直しても変わらない。

体温計が壊れたのか?

自分の体温を測ると36.4℃。

平熱は36.5℃だと思うのに、やっぱり壊れているのだろうか。

何度やっても娘の体温は36.2℃よりは上がらない。

寒いとも言っているし、

「もう寝る?」と聞くと頷くので、

登園はやめて寝かせることにした。

 

布団に寝かせると、ほんのり笑顔になった娘。

一緒に布団に入って向き合うと、

わたしの頬に手を当てて言った。

「このつめたくてすべすべのおかおだいすき」

 

朝から不機嫌をまき散らしていた自分。

そんな荒んだ自分に、不意に落とされた透きとおった雫のような言葉。

子どもといると、こういうなんともいえない瞬間に出くわす。

宝物だ。

こんなきれいな結晶を、ずっと心にしまっておきたい。