のどけき夏の日
今日は久しぶりに娘とたっぷり一緒にいた。
ここのところ娘とがっぷり四つだった夫の
ひとり時間を確保するために、
今日はわたしが娘と一緒にいると決めていたのだ。
彼女がもっと小さい頃は
もっと一緒にいたんだけど、
だんだん大きくなってきて
ひとりでできることが増えたのに甘えて
あんまりちゃんと遊んであげられてなかった。
今日はだからとってもいい日。
娘と過ごす時間はしあわせだ。
こればっかしてていいなら、そればっかでもいい。
でもひとたび、ふたりだけの世界を出たら
わたしの気持ちはそうもいかない。
社会の中で、自分のピタッとはまる場所を探し続けている。
娘といると、わたしは完成しているけれど
それだけを拠り処にしてしまったら、
彼女が離れていったときに、わたしは空虚になるだろう。
だから、探し続けている。
ひまそうに見えて心は急いでいる毎日。
ときにはこんな、長閑な日も必要ね。