夜行性レディ
最近、夜中に手がかゆくて目が覚める。
これまでは目をつぶりながら手をかいていたが、
必ず翌朝後悔することになる。
そこで、睡眠よりもかゆみを紛らわせることを優先するという考えのもとに、
かゆいときは起きてドラマを見ることにしている。
ドラマに集中していると、かゆみはやがて去っていく。
しかし今度はドラマの沼にはまっていく。
そして無駄に起きてしまう。
結果、睡眠が短くなり手荒れが良くならない。
そう、わたしは賢くない。
理性の働きよりも感情の暴走が勝っている。
スパーンと物事を区切ってより良い方を選べたらいいのでしょうけど
こういう性分だから仕方ない。
2、3本のドラマを見終わるまたはつまみ食いしたら、
今度は日頃気になっていることのインターネット検索を始める。
もうやめとけ、と言われそうだが、
この時間は結構重要で、さっきも買うべきフライパンのベストアンサー(と自分が思っている)にたどり着いたばかりだ。
先頃は、娘のお昼寝布団のベストアンサーを導き出し、購入したという実績もある。
明日起きたら、フライパンのベストアンサーを夫に伝える。
夫はきっと同意してくれるだろう。
そうしてわたしは鼻高々となるだろう。
やっと、寝られそうになってきた。
蜂蜜入りしょうがココアを飲んだので、軽く歯を磨いてから寝よう。
寝床で本を開くかどうか迷うところだが、ここはおとなしく、
娘の手を握って寝るとしよう。
娘は母がこんなふうに賢くない手荒れ対策(から始まる沼)を夜な夜なやっていることは全く知らずに生きている。
大人になってからもしこの日記を読んだら、
ママもじたばたしていたんだなぁ、結構バカだったんだなぁと、思うかなぁ。
親はぜんぜんちゃんとしてないって、早めに気づいてくれたらいいなぁ。
ちゃんとしてないのにいつもいろいろ注意しててごめんねぇ。
母も精進しまーす。
寝まーす。